前日に渋谷で夏のイベントが一気に決まって大興奮。
そのテンション引きずったせいもあり、夜明け前に埼玉を出て、那須の登山口に着いたのは6時を過ぎた頃。
山の上でコーヒーを淹れようと思って天気予報もろくに調べずに来てしまったものだから、山は曇天でかなり風も強い。
車のドアが飛ばされるかと思うくらいの風と、雲の動きで、コーヒーは無理だけど、ただただ帰るのも悔しいのでひとまず峠の茶屋まで行こうと決める。
数日前に雪が降ったので地面は所々白くなっていて、凍っているのをザクザクと音を立てながら登る。
相変わらず、風はビュービューとして、頂上は霞んで見えてこない。
それでも、ひとりとぼとぼ歩いているのが途中から愉快に思えてきて、歩くのが楽しくなる。
だってこの瞬間に自分が山を歩いていることを知っている人はいないし、同時に日常のカフェの仕事をしている瞬間に山の上ではこんなことが毎日起きているという不思議だけれど、当たり前の事実につい笑ってしまうのだ。
山登りいいですよ。