2020年3月5日木曜日

靴は白



僕の通った中学は田舎の方で指定の運動靴があった。
3つ上の兄がいたので、兄が履いているもの、着ているものはいつもカッコよく見えていて、その指定靴もカッコよく見えていた。

でも実際に中学に入り、みんなで一斉にその白い靴を履いているのがダサイように思えてきた。(実際イケてる先輩たちはブランドもののスニーカーを履いていたし、エアマックスが爆発的に流行り出した時代だったのだ)
一番人目が気になる年頃だったし、思春期とはそういうものだと今になれば思う。

そこから「白い靴コンプレックス」が始まってしまったのである。
白い靴は無個性や画一化の象徴として、僕の中にインプットされたのだ。


時を経て現在、白い靴のプレーンさにこそその人の個性を反映させることができるのではないかと思うようになった。そこには、自分自身がどんな格好をしようとどんなに人と同じようにしようとしても個性が滲み出るということが分かってきたからだろうし、周りの人にも同じように個性を感じることができるようになってきたからかもしれない。


そうなると、できる限り白い靴を探したくなるもので、今回新店のユニフォームに世界で1番売れたスニーカー(ギネス記録)スタンスミスを採用しました。
真っ白な個性を大切に。