2014年12月27日土曜日

良いお年をお迎えください。




今年が終わります。
「良いお年をお迎えください」
この言葉をたくさん言えることがとてもとても嬉しいのです。
この言葉にある嬉しい気持ちは何なんでしょう。
この言葉でつながりを確認できるからなのだと僕は思います。
挨拶をたくさん交わして生きていきたい。
誰かに言うことでも、伝えることでもないのだけれど、僕がお店をやる理由のひとつになっています。


「そのドアを開けろ!」という言葉を頂いて2年が過ぎます。
やっと「そのドア」をノックすることができそうです。

それでは、良いお年をお迎えください。


2014年11月22日土曜日

約束

冷静に考えると変な気持ちになるのだけれどとっても嬉しくて。
友だちと約束をしました。

その友だちはちょうど僕の半分の年齢。
その子は僕のまだ出来ていないお店でアルバイトしたいと言ってくれる。
だから、約束したんだ。
アルバイトを募集するときは最初に連絡すると。
その人にはもしかしたら、僕の作るであろうお店が頭の中で映像になっていて
そこで働く自分をイメージ出来ているのかなと思ったら
なんだか愉快だなと思った。
もしかしたら僕がイメージ仕切れていないディテールをその子は
感じ取っているかもしれない。

僕が15歳の時の担任の先生もたしか30歳ちょうどだった。
その子にとって僕はどう見えているのかな。

もっと頑張って人の「上に」立つのではなく、「前に」進み続ける人になります。

2014年11月17日月曜日

星空のもと







お休み前にどうしても走りたくなって真夜中の6kmペース走。

ゆっくりと考え事を整理する時間にしたり、次の計画を考えながら走りたいと思うものの、心拍数があがって気持ちがハイになると追い込みたくなる性分。
結果、聞こえてくるのは呼吸と足音のみで、酸欠状態に近くなり最後は腕もしびれてきて、頭が真っ白の状態で走り終える。
久しぶりの頭の中が空っぽの状態が気持ち良い。

そこに行き着く途中はというと余裕があるものだからごちゃごちゃと色んなことを考えている。


今日浮かんできたことは

「何のために走るのか」

走ること自体が好きということもあるけれど長く、永く働くためと自分がお店を作るための考える時間としてというのが今までだったのでした。
だけれど、今日は
「自分のお店をこの身体全身を使って表現し続けるため」なんじゃないかという考えに至ったのでした。今現在30歳の自分は30年お店を続けると60歳になった自分は何をしているかと考えたとき、30年後も経営者でありながら現役バリバリで掃除をし、花を活け、お客さんのためにコーヒーを淹れていたいです。
そのために走り、身体を鍛えていこうと、表現するために必要な体力、気力を持ち続けたいと。

速く走ることは出来なくなるかもしれないけれど、強く走り続けることはきっとできる。

よく晴れた冬の夜のランニングは勇気になります。

2014年10月21日火曜日

夕焼けとケーキ




できるのか?喜んでもらえるのか?そもそも美味しいのか?

不安もありながらもやってみる。トラブルも当然ある。

不格好で自分が誰かに渡したいその一心で、出来ないながらに下手ながらにでもやるその時間が将来に僕が「初心」と呼ぶものなんだと思います。

土曜日のあの日が、もしかしたらヘトヘトになりながら仕込みをする瞬間に、オーブンを開ける瞬間に、ケーキをサーブする瞬間に思い出されてらいいなと思うのです。

2014年10月16日木曜日

山で珈琲



気持ちの良い場所で飲む珈琲は最高に美味い!埼玉から2時間半あっという間に那須の登山口、峰の茶屋。高速道路を猛スピード(普段車に乗らない僕にとっては100km/h越えると猛スピード)でアクセルとハンドル意識を程よく集中しているから余計なことは考えなくて済む。

小さなパン屋さんでシナモンロールと春菊とチーズのパンを買ってヒルクライム!

10月とはいえ那須は寒くて寒くてせっかく淹れた珈琲はあっという間に冷えていく。

でも、美味い!台風の後の空はべた塗りした青色みたいだし、山を見上げれば紅葉もいい感じ。

空気が美味しいって本当にある。

毒にもなる

本当に本当に大切なものを伝える時こそさらっと冷静に軽やかに伝えたいものだ。自分の正しさに毒されてないか自分を常に疑うことが誠実さという話

2014年7月13日日曜日

残るお店

無垢な白いお皿もいいんだけれど、ギャラリーなんかで、お皿を眺めてあれを盛ろうとかこんな料理はどうかと考える時間は至福でお皿そのものよりも、そんなわくわくやドキドキを購入した気分がする。もちろん飽きることもあるのだろうけど、日々の生活の一部に想像力を増長してくれるものがあるというのは嬉しい。今、流行っているイベントや騒がれている商品にその余地があるかと考えるとどうかなぁと。残るものはその想像のきっかけをつくり、その想像で人が元気になったり楽しんだりすることで常に新しく、新鮮に在ることができるのだろうな。完璧なお店ではなく、何かを想像させるお店を作るんだ!っていうお話。

2014年7月1日火曜日

床を磨く

閉店後のお店の床にオイルを入れた。一定のリズムでオイルを摺り込んでいく作業は日曜の忙しさを忘れさせてくれる反復運動。
この仕事の何処に自分を表現できるか。染み込んでいくオイルとともに僕の何かも沁み込んでいったらいいなと考えてにやにやしながらの作業。来年には僕は自分のお店を始めているはずで、多分にやにやしながら床を磨くんだ。

2014年6月12日木曜日

あの人に会いたい

あの人に会いたい、あの人と一緒に働きたい、人に喜んでもらう仕事をまたしたいと思う。

言い合ったり、怒られたり一緒に考えたり。


その人が何か仕事で困った時に助けられるよう
ただただ技術を磨こう。

2014年4月1日火曜日

きっかけ

僕がカフェをやりたいと思ったきっかけの中に欠かせない友だちがいます。
その友達とは中学からの知り合いで、同じ塾に通っていてでも、ちゃんと話したことはなくて。中2にしてマッシュルームカットで塾に来た時のことを今でも憶えているのです。
ビートルズランナー。

それから、彼と再会したのはカフェ。
僕はお客として、彼は店員として。

その時の彼の楽しそうに働く姿が忘れられませんでした。
奇しくも、その時の僕は将来の仕事をどうしていこうか悩んでいたとき。

すごく救われた気持ちになったのです。

俺も笑って働いていけると思えたのです。

今の僕がいるのもお店が出来あがるのも彼のおかげなのです。

2014年3月28日金曜日

おいしい

ある人とどういう味を表現したいかという話になりました。その人は「誠実な味」を表現したいと言っていました。簡単な例を挙げると何処かの誰かが作った高級なベーコンではなく、自分で下ごしらえをして燻製したベーコンをお客様に出したいとということだった。時間のかかかる作業のひとつひとつが誠実さに繋がっていく。飛びりき美味しいわけではないけれど、心に残る味はその時間に宿るのでしょう。
自分の手で出来ることは限られているけれど、どこまでが自分の領域なのか試してみたい気持ちになった夜でした。

2014年2月4日火曜日

たくさんのことをできるとは思わないけれど、続けたいと思うこともたくさんある。
とても寂しいこともあった。たくさんの感情に出会うことの意味はどこへ行くのかな